サンメンテナンス工機製の精密濾過装置やフィルターを導入していただいておりますが、

当初お持ちになっていた課題や導入に至った経緯についてお教えください。

エムテック 吉田様：製品の製造を続けている中で、濾過装置自体は継続して使用していましたが、なかなか思った精度で濾過がされず、加工中の油がどんどん黒くなっていくという現状がありました。弊社としてはもっと良い濾過装置はないものだろうかと色々と探してきました。

コストを度外視すれば、大手メーカー製などいくらでもあるのですが、予算の問題等もありまして、なかなか良いものにたどり着けずにおりました。

御社（サンメンテナンス工機）の沖野部長さんとの出会いの中で、一度レンタルで1週間ほど濾過装置を貸していただけるという話に繋がりました。

社内で濾過装置を試したところ非常に快適で、いままでの濾過装置とは違うレベルまで濾過できることがわかり、早速購入させていただきました。

それをきっかけに、設備投資と同時にサンメンテナンス工機さんの濾過装置を購入し、現在は濾過装置3台と移動式1台を導入しています。

濾過が必要な加工について、加工内容や製品について概要をお教えください。

エムテック 吉田様：基本は超硬の工具を製作するというのがメインです。

ボールエンドミルやスクエアエンドミルなどを一から製造しております。また、センタレス加工で超硬の丸棒の寸法を出す加工も行っております。

すべての加工工程において濾過が必要となりますので、どちらの加工もサンメンテナンス工機さんの濾過装置を使用しています。

濾過が必要な理由についてお教えください。

エムテック 吉田様：切削性能です。常にきれいな油であれば性能が落ちないため、砥石での切削に非常に有効的です。

それと、機械が汚れない。非常にきれいな状態で機械が保てます。切削液がどんどん黒くなっていくと機械の中まで黒くなってしまって、掃除が大変だとか、メンテナンスが大変だとか、そういったことに繋がっていきます。

細かい超硬の砥粒、本当に細かい粒が機械の中に浸透していくので、故障の原因にもなるんですね。そのあたりをしっかり濾過装置で取っていただければ、機械の故障に繋がりませんし、きれいさも保てます。切削性能にも影響しない。そういう理由です。

サンメンテナンス工機製の濾過装置導入後の変化や

従来よりお使いになっているフィルターとの違いについてお教えください。

サンメンテナンス工機製フィルターはケース一体構造という特長がございますが、

フィルター交換について利便性を実感いただいた部分はございますか。

エムテック 吉田様：従来より使用しているフィルターは、スラッジと油が混ざって溜まりべちゃべちゃになっているので、交換する時は機械を止めた状態で一晩ないし二晩かかります。週末の金曜日に機械を止めたあと、土日に袋をある程度乾かし、月曜日の作業開始前に袋を抜いて新しいものに交換するのがそれまでの手順でした。

ところが、サンメンテナンス工機さんのフィルターは、いつでもエアーさえ接続すれば中の油をすっと抜くことができますので取り替えるのが楽ですね。ホースを外しスラッジが詰まって重たくなったフィルターを二人掛かりで降ろし、新しいのを置けば交換は終わりです。

従来より使用しているフィルターは、複数のフィルターを一つずつ交換する必要があり、それもあって作業者にも周りにも多少の油汚れを生じさせてしまいます。

その点、サンメンテナンス工機さんのフィルターは、ケースごとワンタッチで交換できるのですごく便利です。

SMKフィルトレーションへの評価